【タイ】タイ警察経済犯罪捜査課は8月14日、借金を返さないままタイからの出国を試みた中国人の女(65)をスワンナプーム空港で逮捕したと発表した。貸付会社が警察に届け出た被害額は266万バーツ(1200万円相当)だった。
貸付会社の説明によると、中国人は今年3月27日、メルセデス・ベンツGLS 350dを担保に事業向け融資を申請し、正式な契約を結んだ。しかし直後から返済を行わずに所在不明となり、一切の連絡が取れなくなってしまったという。
被害届を受けて捜査を始めた警察が、居場所を突き止めたときには出国直前であったため、ただちに入国管理局に連絡し、空港の出発ロビーで身柄を確保した。中国人は容疑を否認しているが、担保財産(ベンツ)の毀損(きそん)、隠匿、移転などの容疑がかかっている。