【タイ】タイ観光警察(ツーリストポリス)は6月21日、東部チョンブリー県バーンラムン郡(パタヤ)で経済犯罪に関与していた韓国人22人を摘発した。うち何人かは強制的に働かされていたもよう。
韓国人が拠点としていたのは高級ビラ「ナークルア・プールビラ」内の2階の一室で、韓国向けに高利貸しなどを行っていた。在タイ韓国大使館からの情報提供を受け、警察が50人態勢で突入した。4人がベランダから飛び降りて逃げようとしたが、1人はけがをして動けなくなって病院に搬送された。もう3人はフェンスを上っているときに取り押さえられた。ほか、デスクトップやノートブックなどのコンピュータ30台以上、携帯電話40台以上、ネットワーク機器などが押収された。
隣人らは警察の聞き取りに、「この数カ月、口論、叫び声、泣き声が頻繁に聞こえ、拷問でも受けているのかと思っていたが関わりたくなかった」と話しているという。パタヤは外国人の犯罪拠点に利用されやすく、これまでにも日本人や中国人の複数の特殊詐欺グループが摘発を受けている。