【タイ】東北部コーンケーン県バーンパイ郡の国道2号線で5月9日午前3時頃、長距離バスが側道との分離帯に落ちる事故を起こし、乗客36人がけがをした。原因はドライバーの居眠りとみられている。
乗客が警察やレスキュー隊に話したところによると、バスは走行しながらゆっくりと車線を変えて左に寄り始め、速度を落とすことなく側道との分離帯に落ちた。「居眠りしていると分かる運転だった」という。国道2号線は、タイ中部と東北部をつなぐ幹線道路。
バスは東部ラヨーン県から東北部ナコーン・パノム県に向かう途中で、左に倒れたことによって昇降口が閉ざされ、レスキュー隊は切断機を使って車体を切り開き、乗客を救出した。けがを負った36人は病院に搬送された。2人が胸の圧迫感や腕の骨折の重傷。
警察は周辺の監視カメラの映像を入手して解析、正確な事故原因を調べている。