【タイ】ネイチャーベースのカーボンクレジット創出販売事業を展開する「Green Carbon株式会社」が、タイ北部カンペーンペット県で間断灌漑(AWD)プロジェクトの実証を開始した。2027年度にAWDが可能なタイ国内半分の水田でのカーボンクレジット創出を目指する「150万ha水田プロジェクト」の第一弾。
AWDは、水田の水位を目安に数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法。連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与する。Green Carbon社は同手法において、10年間で合計約20万トンのクレジット創出を目指すとしている。
カンペーンペット県では、2025年1月25日に約7ヘクタールの圃場でパイロット実証を開始。5年以内に対象面積を最大5万ヘクタールまで拡大することを目指す。その後、同プロジェクトで得た知見を活かし、タイ国内半分の水田約150万haに拡大していく。