【タイ】バンコク都心部のスクムビット通りで1月21日正午頃、接触事故でトラブルとなった車が相手のバイクを跳ね飛ばして即死させる事件が起きた。警察やレスキュー隊が駆けつけたとき、現場は血の海だったという。
警察の発表や目撃者の話によると、インド国籍の男(31)の車が、フードデリバリーのフードパンダのバイクに接触したことでトラブルが発生した。場所は在タイ日本人も多く行き来するスクムビット通りのソイ8とソイ10の間辺り。男はそのまま走り去ろうとしたが、フードパンダの被害者男性(49)に追いかけられて停車、当初は車内でやり過ごそうとしたものの被害者に車体を叩くなどされて逆上し、車外に出て被害者に殴る蹴るの暴行を加えたという。
男はさらに、暴力を受けたことで去ろうとした被害者を車で追いかけてバイクごと跳ね飛ばした。被害者は道路わきのポールに激突して即死。男はそのまま車を運転し続けたが、ソイ4辺りで捕まったという。
タイの各メディアは、被害者が8歳から18歳までの子ども4人を養う父親だったと報道し、車の男を殺人鬼と書き立てた。警察は日本でいう危険運転致死傷罪もしくは殺人の容疑で逮捕したが、本人は単なる事故と言い張っているという。
フードパンダのフェイスブックに投稿された写真
フードパンダのフェイスブック