「デジタルウォレット第2フェーズ」高齢者400万人に1万バーツ給付

【タイ】セーター前政権時より継続してきた経済刺激策「デジタルウォレット第1フェーズ」に続き、ペートーンターン政権が「デジタルウォレット第2フェーズ」を発表した。2025年の旧正月(中国正月、1月29日)頃までに、高齢者約400万人を対象に1人当たり1万バーツ(4万5000円)を給付する。

 第1フェーズは国民福祉カード(貧困者カード)を所持する1240万人および障害者250万人が対象だった。デジタルウォレットのアプリに登録して銀行口座に1万バーツを振り込んでもらうという手順だったが、デジタル処理に慣れていない人が多かったり、間違った口座番号が申告されたり、政府や金融機関の対応のまずさもあって、「お金をもらえない」と訴える人が続出。大勢が国内各地の銀行に押しかけるといった場面が見られた。第2フェーズは高齢者向けとあって、混乱の再発を心配する声が挙がっている。

 政府は高齢者への給付を終了した後、2025年第2四半期にはそのほかの国民に対する給付もしくは支援が見込んでいる。

写真:タイ首相府

給付金もらえずに自宅に放火、経済刺激策「デジタルウォレット」問題続く

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