汚職で指名手配の前タイ文化相、カンボジアから帰国し起訴

【タイ】タイの公共放送タイPBSなどによると、汚職容疑で指名手配されたイティポン・クンプルーム前文化相(49)が9日、カンボジアから空路で帰国し、バンコク郊外のスワンナプーム空港からバンコク都内の刑事裁判所に連行され、起訴された。イティポン氏はその後、保釈保証金12万バーツを納めて保釈された。

 東部パタヤ市の市長だった2008年に、パタヤ市の海岸のマンション・ホテル開発計画「ウォーターフロント・スイーツ&レジデンシズ」(地上53階、マンション351戸、ホテル120室)に対し、違法に建築許可を出した疑い。「ウォーターフロント」については、市民団体が建築基準違反として告発し、タイ汚職取締委員会が捜査に乗り出していた。プロジェクトは建設が8割ほど進んだ状態で中断され、海岸の高層建築物が野ざらしとなっている。

 イティポン氏は逮捕状が出た先月5日の直前に出国し、行方がわからなくなっていた。

 イティポン氏はバスの車掌から東部一円の有力者に上り詰めた故ソムチャーイ・クンプルーム氏の三男。ソムチャーイ氏は2013年に殺人、汚職などで服役し、2017年に死去した。イティポン容疑者は2008〜2016年にパタヤ市長、2019年から今年まで文化相を務めた。

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