タイ、中国人観光客のビザ免除 インバウンド喚起狙う
- 2023/9/13
- タイ政治
【タイ】セーター内閣の初の閣議が13日、開かれ、観光目的でタイを訪れる中国人とカザフスタン人に対し、査証(ビザ)を免除することを決めた。今月25日から2024年2月29日までの時限措置。
新型コロナウイルス感染症が流行する以前の2019年にタイを訪れた中国人は約1099万人に上り、外国人旅行者全体(約3980万人)の28%を占めた。タイ政府は2022年から新型コロナ対策の入国規制を段階的に撤回したが、今年1〜7月の中国人旅行者数は約185万人と、外国人旅行者全体の12%にとどまっている。
■1〜7月の外国人旅行者
タイ観光スポーツ省によると、2023年1〜7月にタイを訪れた外国人旅行者数(速報値)は前年同期比379%増の1540万5334人だった。国・地域別で最も多かったのはマレーシア人で247万5914人、次いで、中国人185万3430人、韓国人91万3464人、インド人88万9533人、ロシア人85万6511人、ベトナム人63万1527人、シンガポール54万6800人、米国人53万4251人。かつて訪タイ外国人数1位の常連だった日本人は39万3205人にとどまっている。