偽造うま味調味料の製造拠点を摘発 バンコク都内で大量押収

【タイ】タイ警察中央捜査局(CIB)と食品医薬品局(FDA)は4月17日、バンコク都内で偽造のうま味調味料や粉末調味料などを製造していた工場を摘発したと発表した。押収品は200万バーツ(1000万円相当)に上る。

 「味の素」や「ロット・ディー」などの有名ブランドを模したもので、バンコクおよび県を越えて流通していた。東北部チャイヤプーム県での末端業者の摘発を端緒に、警察が3カ月かけて流通経路を追跡。バンコク都バーンクンティエン区内の住宅を改造した製造拠点3カ所に行き着いた。

 3月25日に現場周辺で張り込み、敷地から出てきたピックアップトラックを追跡、中部パトゥム・ターニー県内のガソリンスタンドで停止させた。車内からうま味調味料と粉末調味料の偽造品が大量に発見されたことから、運転していた男をその場で拘束。その後、警察とFDAが家宅捜索に乗り出し、計7人を取り押さえた。

 工場の設備は不衛生で、基準を満たさない原料が使われていた。押収品は、偽造のうま味調味料4804袋、偽造の粉末調味料1532袋、原材料や製造機材など計2万4918点。主犯格の男は取り調べで、2年以上前から注文に応じて製造していたと供述。1日の生産量は1500袋に達していたという。

 警察は、商標権侵害、消費者を欺く目的での偽装表示、食品表示違反、食品の偽造製造などの容疑で捜査を進めている。FDAは、調味料類は偽造品が多く出回っているとし、購入時には原産地、ラベル、食品登録番号を確認するよう、消費者に注意を呼びかけている。

写真:POLICE News Varieties

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