カンボジア拠点の詐欺集団、タイ人幹部を逮捕 年15億円を荒稼ぎか

【タイ】タイ警察中央捜査局(CIB)は4月1日、カンボジアを拠点とするオンライン詐欺集団の幹部とみられるタイ人の男(28)を、北部チェンマイ県チャイプラーカーン郡で逮捕したと発表した。オンラインでの投資や賭博を装って多数の被害者から金銭をだまし取っていたとみられ、被害額は年間3億バーツ(15億円相当)に上るとみられる。

 逮捕された男が関与していた詐欺では2025年11月以降、全国各地で少なくとも42人が被害を訴えていた。オンラインでの投資、ゲーム、賭博、仕事などを持ちかけられ、高配当や高収入をうたわれて送金した後、連絡が取れなくなっていた。警察による捜査の結果、カンボジア国内に拠点があることが判明した。

 男は警察の取り調べで、コロナ禍のころ知人に誘われて東部サケーオ県から不法に越境してカンボジア・ポイペトに渡ったと供述。そこで詐欺集団に合流し、詐欺メッセージの送信を担当した後、資金管理を任されたという。被害者から集まる資金は1日あたり数百万バーツ、年間で3億バーツ規模だった。一方、自分の実入りは月に6万バーツ程度だったという。

 現地で2年ほど詐欺に関わっていたが、ノルマを達成できないと電気ショックを与えられたり、独房に監禁されて食事を抜かれたりなど、厳しい制裁を受ける実態があったと証言。身の危険を感じて不法越境でタイに戻り、カンボジア国境から遠くて身を隠しやすいであろう北部に移動してきたところで、警察に捕らえられた。

写真:POLICE News Varieties

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