【タイ】タイ首相府のトライスリー副報道官は7日、一般車両を使ったライドシェアサービスとして、新たに配車アプリ「Bolt」をタイ運輸省陸運局が認可したと明らかにした。
陸運局が認可した一般車両を使ったライドシェアサービスはこれで、「airasia Super App」、「Grab」、「Robinhood」、「Asia Cab」、「Bonku」、「Hello Phuket Service」、「Bolt」の7つになった。
タイではタクシー業界の抵抗で、一般車両によるライドシェアの合法化が遅れていたが、Grabなどの配車アプリを使った一般車両によるライドシェアサービスが地方都市を中心に浸透し、人気を集めていた。政府はこうした現実を認めるとともに、配車アプリを使った一般車両によるライドシェアは「乗車拒否が少なく、安全性や運賃の透明性が高い」と評価、乗車拒否や運賃のごまかし、粗暴な対応などで悪名高いタクシーのサービス向上にもつながるとして、2021年5月、一般車両(定員7人以下)による配車アプリを使ったライドシェアを合法化する運輸省令を閣議認可した。同年10月から、陸運局がサービスプロバイダーの登録受け付け、認可を行っている。