【タイ】タイ国立天文学研究所(NARIT)が、2026年に観測できる主な天文現象10件を発表した。3月3日の皆既月食をはじめ、流星群の見頃、タイ上空を太陽が天頂付近まで通過する現象、年間で最も地球に近い満月と最も遠い満月などを紹介している。
1) 1月10日:木星が太陽と反対側に位置し、地球に最も近づく。地球からの距離は6億3300万キロメートルで、一晩中の観測が可能。30倍以上の望遠鏡ではガリレオ衛星や雲の模様が確認でき、100倍以上では地球より1.3倍大きい巨大な嵐「大赤斑」がはっきりと見える。
2) 3月3日:皆既月食が発生。タイ時間で午後3時44分ごろから始まり、午後9時23分ごろに終了する。月が東の地平線から昇る午後6時23分の時点ですでに皆既食となっており、午後7時2分ごろまで赤銅色の満月が見られる。その後は部分月食となり、全国で肉眼観測が可能。
3) 5月31日:月が地球から最も遠い位置で満月「マイクロブルームーン」となる。この日は同じ月に2回目の満月が起きるため、通常より小さく見える。12月24日のクリスマスイブには、月が地球に最も近い位置で満月「スーパーフルムーン」となり、通常より大きく見える。
4) 9月14日:月が金星の前を通過する現象が日没後の西の空で起きる。タイでは月が午後8時24分ごろに沈むため、現象の全ては見られないが、天候が良ければ前半部分の観測は可能。
5) 9月22日および11月27日:金星が一年で最も明るく輝く。9月22日は夕方の西の空、11月27日は明け方の東の空で、それぞれ望遠鏡で見ると月のような細い形に見える。
6) 10月4日:土星が地球に最接近。地球からの距離はおよそ12億6100万キロメートルとなる。一晩中の観測が可能。
7) 11月3日:月が木星の前を通過する現象が起きる。タイでは南部一帯および東部トラート県の一部の島で肉眼での観測が可能。
8) 4、8、10、11、12月:月明かりの影響が少ない流星群。4月のこと座流星群(1時間に約18個)、8月のペルセウス座流星群(約100個)、10月のオリオン座流星群(約20個)、11月の南群・北群おうし座流星群(約10個、約5個)、11月のしし座流星群(約15個)、12月のふたご座流星群(約150個)など。天候に左右されるため、街明かりの少ない場所で肉眼観測が望ましい。
9) 4月、6月、11、12月:月と惑星の接近や惑星同士の集合。4月16日は月が水星、火星、土星に近づき、4月19~23日は水星、火星、土星が集まる。6月10日は金星と木星が接近し、11月から12月にかけても月と惑星、火星と木星、レグルス(しし座α星)との接近が見られる。
10) 4、5、7、8、9月:太陽の天頂通過。1回目は4~5月で、バンコクでは4月27日、北部一帯では5月。2回目は7~9月で、バンコクでは8月16日、南部一帯では9月。影が真下に落ちてほとんど見えなくなる。























