東部パタヤで違法薬物を自ら製造か 中国人ら4人逮捕

【タイ】タイ警察は11月1日、東部チョンブリー県バーンラムン郡で、違法薬物使用の現行犯で外国人4人を逮捕したと発表した。バーンラムン郡はパッタヤー(パタヤ)市と重複する行政区で、外国人らは高級住宅2軒で自ら製造も行っていたもよう。

 警察が家宅捜索に踏み込んだのは10月31日。先に逮捕されたほかの中国人2人の供述で潜伏場所が明らかとなり、国外逃亡の直前に取り押さえた。

 最初の1軒では、中国人2人がベトナム人(女)1人に注射をしているところだった。隣のもう1軒ではマレーシア人1人が薬物をトイレに流して証拠隠滅を図っていたという。2軒からは、アイス(結晶状メタンフェタミン)500グラム、ケタミン50グラム、Pod K(ケタミン混合電子タバコ)、使用器具などが見つかった。

 さらには、違法薬物の原料とみられる化学物質および専用機器もあり、自ら薬物を製造していたとみられる。4人は「薬物は自分たちで使用、機械は外国人の友人から預かっただけ」と供述しているが、警察は「信ぴょう性は極めて低い」とし、原料の流通経路、背後にいる組織の特定を進めるとした。

写真:POLICE News Varieties

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