タイ深南部で武装グループが金強盗、陸軍兵士が撃たれて負傷

【タイ】タイ深南部ナラーティワート県スンガイ・コーロック郡のショッピングセンター「ビッグC」で10月5日午後6時20分ごろ、金行(金製品販売店)が武装グループに襲われ、2400万バーツ(1億円相当)規模の製品を強奪された。店に居合わせた陸軍兵士(27)が銃で数発撃たれて負傷した。軍および警察が合同で犯人の行方を追っている。

 武装グループは10人ほどで、黒い服に身を包んで顔を覆っていた。金行の警備員(30)を人質に取ったうえで従業員を銃で脅し、6キロ相当の金製品を奪って逃走した。逃走用のピックアップトラック2台は盗難車で、逃走経路には追跡を阻止するためのスパイクや爆発物を仕掛けていた。深南部一帯でテロを繰り返す、マレー系分離独立派組織メンバーの犯行という指摘もある。

 金行の警備員は無事に解放されたが、極度のショック症状で治療を受けているという。銃で撃たれた陸軍兵士は買い物でビッグCを訪れており、武装グループと鉢合わせした。弾は胸や脚に命中、首をかすめたが、命に別状はないという。

タイのメディアがウェブサイトやSNSに掲載している、防犯カメラの映像のスクリーンショット

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