【タイ】タイ警察が若者を対象に、交通安全のための啓蒙活動を展開している。2月13日夜には、バンコク都心部の商業エリア「RCA」で若者を集めてアルコール検査を実施、飲酒運転の罰則などを説明した。
飲酒運転などを原因とする交通事故は、飲食店が閉まった後の午前2時3時に多く発生。タイ警察は、若者向けにアルコールを提供する店が集中するRCAをパイロット区画とし、啓蒙活動を続けている。
タイでの飲酒運転の刑罰は、懲役もしくは罰金、もしくは両方が課せられる。初犯および2度目の再犯では懲役に執行猶予が付く場合が多い。飲酒のみで人身事故を起こしていない場合は、1年以下の懲役、5000〜1万バーツの罰金。人身事故を伴う飲酒運転は、1~2年の懲役、2万〜4万バーツの罰金および6カ月の免許停止。重傷の場合は2~4年の懲役。死亡事故に至った場合は10年以下の懲役、4万〜20万バーツの罰金および免許取り消し処分となる。
写真:Police TV