都心部の立体交差点で交通規制 渋滞さらに悪化へ 地下鉄敷設工事で

【タイ】タイ電車公社(MRTA)を事業主体とするMRTオレンジライン(地下鉄)敷設工事の一環で、バンコク都心部のラーチャテーウィー交差点一帯で、1月17日午後10時から交通規制が取られる。バンコク都庁(BMA)によると、完全再開は3年後の2028年4月30日の見込み。

 ラーチャテーウィー交差点は、バンコク都心部を東西に走るペッチャブリー通りと、BTS(高架鉄道)と共に南北に走るパヤータイ通りが交わる地点で、BTSラーチャテーウィー駅が隣接する。同交差点の陸橋が近く取り壊しとなり、オレンジラインの工事が終了した後、2026年12月に陸橋の架け直しが始まる。陸橋わきの地上部分は工事中も走行可能。

 ペッチャブリー通りはほかの区間でもオレンジラインの工事に伴う交通規制が取られており、渋滞はすでに悪化している。BMAは迂回路を提案しているが、今回のラーチャテーウィー交差点一帯での工事開始で、周辺の渋滞はさらに悪化すると見られている。

 オレンジラインはバンコクの東側ミンブリー区のイエーク・ロムクラオ(ロムクラオ交差点)駅と西側タリンチャン区のタリンチャン駅を結ぶ。今回のペッチャブリー通り一帯の工事は5年かかると見込まれる。タリンチャン駅建設は未だ計画の段階。東側は完成しているとされ、ミンブリー駅~タイ文化センター駅が2025年8月に部分開業すると報じられている。

バンコク都庁による迂回路提案

MRTAが公表するオレンジライン路線図

バンコク都心部ペッチャブリー通りで地下鉄建設、交通規制で渋滞悪化必死

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