インドでチャンディプラウイルス感染広がる 厚労省が注意喚起

【インド】日本の厚生労働省検疫所によると、6月上旬から8月15日までの間、インド政府保健家族福祉省は、82人の死亡者を含む245例の急性脳炎症候群を報告した。このうち64例はチャンディプラウイルス(CHPV)感染が確認された。

 CHPVはインドの風土病で、主に15歳以下の小児に重い脳炎を引き起こす。サシチョウバエ、蚊、マダニなどの節足動物によって媒介される。致命率は高く(56~75%)、特異的な治療法やワクチンはないが、早期の診療と集学的な支持療法によって生存率を高めることができる。

 これまでも定期的に発生していたが、今回の流行は過去20年間で最大。CHPVはインド以外では検出されていないが、アジアやアフリカの他の国々にも存在する可能性を指摘した研究もある。サシチョウバエは東南アジア地域にも多く生息している。

 厚生労働省検疫所は、インドに滞在する際は、虫除け剤(忌避剤)や長袖長ズボンなどで虫刺されを防ぎ、蚊帳や窓の閉鎖を徹底するよう呼びかけた。渡航中、渡航後に、発熱や中枢神経症状(頭痛、意識混濁など)が現れた場合は、速やかに医療機関を受診し、帰国後の体調不良時には、インドへの渡航歴を伝えるよう求めた。

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