JALと住友商事、インバウンド向け衣料シェアリング実証実験
- 2023/7/10
- タイ経済・企業
【日本】日本航空(JAL)と住友商事は、JAL運航便を利用する海外から日本への旅行・出張者を対象とした衣料シェアリングサービス「Any Wear, Anywhere」を提供し、サービス利用にともなう環境価値を計測する実証実験を開始する。期間は2023年7月5日~2024年8月31日の予定。
渡航先で衣類をレンタルすることで、少ない荷物での移動体験の提供と、それにともなう環境価値創出をコンセプトとする。渡航先の衣食住全てについて現地のものを利用できる環境を整え、旅行・出張をよりサステナブルなものに変えていくことを目指す。
住友商事は予約システムの開発、衣類の調達・管理を担当する。衣類は日本国内で滞留しているアパレルの余剰在庫や古着を活用する。JALは顧客の預け入れ荷物重量の変化をモニタリングし、環境負荷低減効果(飛行機重量の削減による二酸化炭素排出量の削減効果)を検証する。
サービスの利用方法は、(1)「Any Wear, Anywhere」の予約サイト(Anywearanywhere.store)にアクセス(2)予約ページから訪日シーズンや用途に合った衣料セットを選択(3)JAL運航便の予約番号、衣料セットの受取日・返却日、受け取りたい滞在先情報などを入力し決済(4)少ない手荷物でJAL運航便に搭乗(5)ホテルで予約した衣料セットを受け取り、使用後、返却――。