【タイ】タイ国営石油会社PTT傘下で石油販売を手がけるPTTオイル・アンド・リテール・ビジネス(OR)と、ホテル運営大手セントラル・プラザ・ホテル(センテル)傘下のセンタラ・ホテルズ&リゾーツが、合弁会社「Pit Stop Hotel」を設立することで合意した。出資比率はORが49%、センタラが51%。
両社は2026年2月、PTTガソリンスタンド敷地内で低価格ホテルを運営する合弁会社を設立すると発表。社名やブランド名は未定としていた。今回、「Pit Stop Hotel Co.」の設立で合意した。
まずはバンコク都ドーンムアン区、中部アユタヤ県、東部チョンブリー県パタヤ市、西部カーンジャナブリー県、南部ソンクラー県ハジャイ郡、プーケット県の6カ所で試験的に展開する。投資額は7億~10億バーツ(33億~47億円相当)を見込む。その後の拡大は事業実績や立地の将来性を見極めて判断する。
ORは、給油所ネットワークの利用者数を現在の1日390万人から500万人に引き上げることを目指す。ホテル事業によって新たな顧客を呼び込み、コンビニエンスストア、カフェ・アマゾン、ランドリーなどを含む給油所サービス網の利用拡大につなげたいとしている。利用者数が1日500万人に増えれば、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は50億バーツ増加する見通し。
ホテルはセンタラの運営ノウハウやサービス基準を活用し、清潔で安全かつ手頃な価格の宿泊施設として展開する。客室料金は立地や競合環境に応じて1泊800~1300バーツを想定している。
2027~28年に順次開業する計画で、2031年までに50施設体制を目指す。各ホテルは5階建てで、客室79室とカプセルルーム10室を備える。客室稼働率は75~80%を目標とする。PTT給油所内のほか、高い需要が見込まれる立地でもホテルを開発する。
事業が計画通りに進めば、将来的にフランチャイズ展開も検討。投資回収期間は7~10年を見込み、建設費は1室当たり100万バーツ未満に抑える。
●PTT給油所に低価格ホテル展開へ ORとセンタラが合弁会社設立

























