プーケットの未販売在庫、評価額で全国2位に拡大 AREAの2026年リポート

【タイ】タイの複数メディアが、タイ不動産情報センター(Agency for Real Estate Affairs=AREA)の2026年リポートとして報じるところによると、南部プーケット島の不動産市場が未販売物件の評価額で首都バンコクに次ぐ全国第2位に拡大している。合計評価額は1945億バーツ(1兆円相当)に達し、1戸あたりの平均価格は1292万バーツに上る。

 未販売物件の評価額の高さは、物件が高価格に集中していることを示している。東部チョンブリー県のパッタヤー(パタヤ)周辺も未販売戸数が3万9521戸と戸数ベースでは上位に入るものの、評価額は1600億バーツ程度にとどまり、プーケットの価格水準の高さが際立つ。

 プーケットでの月間販売率は4.4%と報告され、現状の在庫を消化するのに要する期間は2年弱(22.8カ月)と推計される。完売まで4年というバンコク首都圏の販売ペースを上回る速さであり、高価格帯にもかかわらず販売の回転が比較的速い点が注目される。

 観光回復と富裕層向け需要の戻りが、プーケットの高い在庫評価額と比較的速い在庫回転を支えていると見られる。投資・開発の観点では、高価格帯と中低価格帯で需要の差が広がりつつあることが示唆され、これによって市場が二極化の様相を呈しているとみられる。

 また、戸数自体は多くないものの評価額が大きいため、価格変動が市場全体の評価額に与える影響が相対的に大きくなるという。デベロッパーは、価格帯ごとの供給調整やターゲットを絞った販売促進策をより慎重に設計することが重要になる。

Phuket Latest Real Estate Markets towards 2026

写真:newsclip

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