【タイ】タイ工業連盟(FTI)自動車部会の発表によると、3月の自動車生産台数は前年同月比2.69%増、前月比で13.11%増の13万3413台となった。輸出向けの乗用車およびピックアップトラックの生産がそれぞれ前年同月比19.91%増、3.82%増となって全体を押し上げた。
3月の国内向け自動車生産は前年同月比4.15%減の4万4762台だった。1トンピックアップトラックの国内販売向け生産は同16.02%増の1万6507台と堅調。一方、乗用車の国内向け生産は同15.58%減の2万6649台と弱含んだ。
完成車の輸出向け生産は前年同月比6.53%増の8万8651台で、うち乗用車は同19.91%増の1万6814台だった。1トンピックアップトラックの輸出向け生産は同3.82%増の7万1837台と増加した。
3月の国内新車販売台数は前年同月比7.29%増の5万9865台。前月比では24.09%増と大幅に伸びた。販売増の背景について、FTIのスラポン・パイシットパタナポン顧問は、「モーターショーでの予約10万台超の納車が進み、特に電気自動車(EV)が予約全体の5割以上を占めたため」と説明している。一方でピックアップトラックは前年同月比6.36%減の1万3991台と低調。その理由として、「金融機関が融資審査を厳格化し、購入者の返済能力を懸念しているため」と、従来と同様の要因を挙げた。
車種別では、乗用車とSUVが3万8810台で全体の64.83%を占め、前年同月比で12.03%増となった。ほか、バッテリー式EV(BEV)が同47.62%増1万2074台、ハイブリッド車(HEV)が同23.81%増1万4895台、プラグインハイブリッド(PHEV)が同0.14%減704台、レンジエクステンダーEV(REEV)が同100%増130台だった。
完成車の輸出台数は前月比0.99%減、前年同月比0.64%減の8万0394台で、小幅な減少となった。減少理由について、スラポン顧問は、「ホルムズ海峡の封鎖によって中東向け輸出が15.96%減少したため」 としている。一方、欧州、豪州、中南米、アフリカ向けは増加した。
スラポン顧問は、「国内経済の低成長と購買力の弱さに加え、政府予算の遅れが投資マインドに影響している」と述べ、自動車市場の先行きには引き続き注意が必要との見方を示している。
























