【タイほか】ANAグループはブランド戦略の見直しのため、国際線ブランド「AirJapan」を休止すると発表した。「ANA」と「Peach」の2ブランド体制に再編し、2026年度から収益力と競争力の強化を図る。
同グループは2024年以降、ANA、Peach、AirJapanの3ブランドを展開。ANAは羽田発のストックホルム、ミラノ、イスタンブール線などで国際線需要を取り込み、Peachは関西発のアジア路線を中心にレジャー・インバウンド需要を拡大してきた。AirJapanは成田発のバンコク、ソウル、シンガポール線に就航していた。
一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や航空機材の納入遅延、さらにボーイング787型機の運航停止(AOG)対応など、外部環境の不確実性が続いている。このため、経営資源を集中させる観点からAirJapanを休止し、同ブランドの機材や人員をANAブランドの国際線に振り向ける。今回の再編によってANAとPeachのデュアルブランド戦略に移行し、国際線事業の拡大とグループ全体の収益基盤強化を目指す。
運航会社のエアージャパンは今後も、ANAブランドの国際線を担い、運航品質を活かして事業に貢献するという。
最終運航日
・成田~バンコク(NQ001): 2026年3月28日
・バンコク~成田(NQ002): 2026年3月29日
・成田~シンガポール(NQ003): 2026年3月28日
・シンガポール~成田(NQ004): 2026年3月29日
・成田~ソウル(NQ121): 2026年3月28日
・ソウル~成田(NQ122): 2026年3月28日




















