【タイ】タイ財務省が中小企業信用保証公社(TCG)を通じ、中小企業向けのピックアップトラック購入支援を開始する。50億バーツ(220億円相当)の融資枠を確保し、購入者のローン返済を保証していく。保証料は年1.5%。保証対象は4月1日から12月31日までの購入となる。
タイの自動車(新車)販売台数は2024年、「過去15年で最低」となり、特にピックアップトラックを含む商用車の落ち込みが目立った。タイ国民の家計負債が膨大で、自動車購入時のローン審査が厳格化されていることが、落ち込みの主因。
TCGは今回、業務でピックアップトラックの購入が不可欠な中小企業を中心にローン保証を行っていく。1人(1社)当たりの最大保証額は150万バーツ。業務用であることが唯一の条件で、車種など自由に選べることができるという。
一部では融資枠100億バーツと報じられているが、タイ首相府は3月31日、50億バーツと発表した。「6250台以上の商用車の販売を促し、少なくとも210億バーツの経済刺激に役立つ」と説明している。詳細・問い合わせは「0-2890-9999」(TCG)。