12月のタイ工業生産指数、前年同月比8.2%低下
- 2023/3/3
- タイ経済・企業
【タイ】タイ中央銀行の月例経済報告によると、タイの12月の工業生産指数(MPI、速報値)は前年同月比8.2%低下、前月比0.7%低下した。世界的な需要減速が影響した。
業種別のMPI(前年同月比)は「食品、飲料」マイナス3.2%、「自動車」プラス1.4%、「石油」プラス2.1%、「化学」マイナス17%、「ゴム、プラスチック」マイナス13.4%、「セメント、建設」マイナス1.6%、「集積回路、半導体」マイナス0.4%、「電気製品」マイナス14.9%、「繊維、衣料」マイナス23.5%、「ハードディスクドライブ(HDD)」マイナス39.4%、「その他」マイナス15%。
12月の輸出は前年同月比12.9%減、217億9100万ドル、輸入は10.5%減、208億2800万ドルだった。2022年通年では輸出が5.5%増、2853億7500万ドル、輸入が15.3%増、2745億6100万ドルで、貿易収支は108億1400万ドルの黒字、経常収支は169億4200万ドルの赤字だった。
外国人旅行者数(速報値)は12月が前月比28%増、224万1200人、2022年通年では1115万3000人で、2019年実績(3991万6300人)の3割弱まで回復した。
12月の民間消費指数(PCI、速報値)は前年同月比2.7%上昇、前月比1.4%上昇、民間投資指数(PII、速報値)は前年同月比2.9%低下、前月比1.2%低下した。
12月の名目農業所得(速報値)は前年同月比13.5%増加した。農業生産が5.6%増加、農産物価格が7.4%上昇した。