タイ王室系SCB、約1300億円でベトナムの消費者金融大手買収
- 2024/2/28
- タイ経済・企業
【ベトナム、タイ】タイの金融持ち株会社でワチラロンコン・タイ国王が株式の23.6%を保有するSCBXは28日、傘下のタイ大手商業銀行サイアムコマーシャル銀行(SCB)がオランダの金融会社ホームクレジットのベトナム子会社ホームクレジット・ベトナム・ファイナンスの全株式を約20兆9730億ドン(約1280億円)で取得すると発表した。2025年上半期中の取引完了を見込む。
ホームクレジット・ベトナム・ファイナンスは2023年6月時点でベトナムの消費者金融市場シェアが約14%で2位。2023年の最終利益は約1320億ドン(約81億円)だった。
ホームクレジットのフィリピンとインドネシアの子会社は2023年に、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が5億9600万ユーロで買収し、タイの大手行でMUFG傘下のアユタヤ銀行(BAY)の子会社になった。