タイ77景(42)ペッチャブリー県(Phetchaburi)タイ中部

 マレー半島の付け根に位置する、ミャンマー国境とタイ湾に挟まれた県。市中心の小高い山の上に建つラマ4世の離宮 「プラナコンキーリー」、アユッタヤー(アユタヤ)時代の寺院の天使の壁画、足が6本指の仏像、ビルマ兵が残したとされる斧の跡で知られ、歴史映画の舞台にもなった 「ワット・ヤイ・スワンナラーム」、13世紀ごろに建てられたタイ最南のクメール遺跡 「カムペンレーン」など、日本人にはなじみが薄いが見どころは多い。

 タイ人に最も有名なのが、ビーチリゾートの「チャアム」。プラジュアップ・キーリーカン県の王室保養地フアヒンとそのままつながっているが、「格式高い」フアヒンと比べてチャアムは限りなく庶民的で、その分だけ海のきれいさも劣る。ビーチ沿いに並ぶ宿泊施設も高級リゾートは少なく、ゲストハウス並みで日割りの気楽なホテルがほとんど。むしろバンコクからの日帰り旅行が多く、夜はいたって静か。

 2021年に登録された世界自然遺産「ケーンクラチャン森林保護区群」の一部を成す、「ケーンクラジャーン国立公園」もある。年をとおして野生動物を、3~6月には野生の蝶の群れを見ることができる。

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人口: 48万2,900人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:6,225平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから123キロ(タイ道路協会)
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