タイの外国人入国料、導入無期延期

【タイ】タイ字紙マティチョンなどによると、スダーワン観光スポーツ相は21日、タイに入国する外国人から徴収する予定の「入国手数料」の導入を無期延期すると明らかにした。

 入国手数料は前政権が今年2月の閣議で導入を決めた。外国人がタイに入国する際に、空路の場合は1回300バーツ、陸路、海路は150バーツを徴収する。外交旅券、公用旅券、ワークパーミット(労働許可証)の所持者は支払いを免除する。当初は6月に導入する予定だったが、5月の総選挙で政権が交代したこともあり、導入が先送りされていた。

 スダーワン観光スポーツ相は導入延期について、「多額ではないが、外国人旅行者の心理に影響を与える可能性がある」と指摘。廃止ではないとしたものの、導入時期は明らかにしなかった。

スダーワン観光スポーツ相(写真提供、タイ観光スポーツ省)

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