バンコクのモノレール新路線ピンクライン、運賃無料を1月2日まで延長

【タイ】タイ政府は21日に運賃無料の試験運行が始まったバンコク首都圏の都市鉄道新路線「ピンクライン」について、運賃の徴収開始を当初予定の12月18日から来年1月3日に延期する。スリヤ運輸相が25日、明らかにした。「新年のプレゼント」だとしている。

 ピンクラインは22日の乗客数が9万8262人に上り、需要が強い。運賃無料の期間を延長することで、同路線の利用を定着させ、自動車の使用減少と温暖化ガスの排出削減を目指す。

 ピンクラインはノンタブリ県のノンタブリシビックセンター駅(PK01)から北上した後、東南に向かい、バンコク都ミンブリ区のミンブリ駅(PK30)に至る34.5キロ、30駅のモノレール。ノンタブリシビックセンター駅(PK01)で都市鉄道パープルライン、ラクシー駅(PK14)で都市鉄道レッドライン、ワットプラシーマハータート駅(PK16)で都市鉄道ライトグリーンライン(BTSスクムビット線)、ミンブリ駅(PK30)で都市鉄道オレンジライン(建設中)と接続する。

 PPP(官民連携)プロジェクトで、タイ電車公社(MRTA)が土地の収用を、バンコク首都圏で都市鉄道グリーンラインを開発運営するBTSグループ・ホールディングスが75%、タイのゼネコン(総合建設会社)大手シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションが15%、タイ政府系電力会社ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング・ホールディングが10%出資するノーザン・バンコク・モノレールが線路、駅などの建設と車両、運行システムの導入、運行、整備を担当する。カナダのボンバルディア製の車両を使用する。

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