タイ最初の王朝といわれるスコータイより以前、タワーラーワディー(ドヴァラヴァディ)の時代から栄える、バーンパコーン川流域に広がる県。
タワーラーワディー遺跡やクメール遺跡が多く、いずれも状態良く保存されている。タイ有数の自然公園であるカオヤイの一部を形成するなど、自然も豊か。県章ともなっているタイ最古で最大といわれる菩提樹も現存、樹齢2,000年、幅20~25メートル、高さ30メートルと紹介されている。
県都プラーチーンブリー市内のチャオプラヤー・アパイプーベート病院には、1909年に建てられたバロック調の建物が残る。アパイプーベートタイ伝統医学博物館(英語表記はAbhaibhubejhr Thai Herbal Medicine Museum)として今でも、一般人に薬剤などを販売している。古くはラマ5世、ラマ6世の別荘として使用されたという。
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人口: 49万5,000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:4,762平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから135キロ(タイ道路協会)
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