【タイ】政府は9月22日の閣議で、保健省が提案した大麻管理法案を承認した。大麻の利用を医療および健康目的に限定する方針を明確にし、栽培から流通、販売までを包括的に管理する内容。今後、下院で審議される。
法案では、大麻の栽培地を規模別に登録し、生産から販売までの追跡を可能にする仕組みを導入する。品質管理を強化するとともに、抽出物や花穂の取り扱いについても規定を設ける。無許可での栽培や販売などに対する罰則も盛り込まれた。
保健省によると、大麻の販売や栽培に関する登録制度はすでに運用されており、登録済み施設は1万カ所を超える。政府は今後、観光地や都市部を中心に監督・検査を強化する方針。
タイは2022年に大麻を麻薬指定から除外した後、関連産業が急速に拡大した。しかし、若年層への影響や娯楽目的での利用拡大を懸念する声が高まり、政府は医療目的を中心とした管理体制の整備を進めている。
法案が成立するには、下院に続き上院での承認を得る必要がある。
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