バンコク・エアポートレイルリンク運行契約、国鉄の1年延長要請を民間側が拒否

【タイ】国鉄(SRT)は、バンコク都心部とスワンナプーム空港を結ぶエアポートレールリンク(ARL)の運行契約を巡り、CPグループ主導の民間事業者アジア・エラ・ワン社に、契約終了後も1年間の運行業務を担うよう要請した。アジア・エラ・ワンは提案を受け入れておらず、9月4日までに運行計画と管理条件をまとめ、7日の再協議に臨む。

 8月27日の国鉄、アジア・エラ・ワン、東部経済回廊事務局(EECO)の協議で国鉄から延長要請がなされたが、アジア・エラ・ワンは応じなかった。同社は、スワンナプーム、ドーンムアン、ウタパオの3空港を結ぶ高速鉄道計画で、官民連携事業(PPP)契約の「終了権」を行使する意向を改めて示し、 これに伴ってARLの運行契約も9月末で失効するとした。「契約は民間側の判断で終了できない」という政府の主張に対峙した形となった。

 国鉄は、ARLの運行権料や利息など契約上の支払い義務を履行するようアジア・エラ・ワンに求めており、次回の利息支払期限を9月18日とした。バーンスー~ドーンムアン間のタイ・中国高速鉄道との重複工事およびバーンスー~パヤータイ間の未整備区間については、国鉄が工事を引き継ぐ方針を確認し、アジア・エラ・ワンも異議を示していないという。

●3空港を結ぶ高速鉄道計画、民間側が「契約終了を再通達」 エアポートレイルリンクからの撤退もより濃厚に
●タイ国鉄子会社、エアポートレイルリンク契約終了の備え 3空港接続の高速鉄道計画の一環で
●3空港を結ぶ高速鉄道計画、タイ政府が「契約終了決定」否定 複数案の提出へ

エアポートレイルリンク・ラートクラバン駅 写真:newsclip

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