【タイ】広告・看板用インクジェットプリンターや3次元ものづくりツールを製造販売するローランドディージー（浜松市）は23日、タイ子会社ローランド・デジタル・グループ（タイランド）の工場（中部サムットサコン県）敷地内に建設した新棟が完成し、4月3日に稼働を開始したと発表した。投資額は1億2000万バーツ。

　新棟では需要増加が見込まれるデンタル製品とデジタルファブリケーション製品を生産する。年産能力はインクジェットプリンター7200台、デンタル加工機4800台。現在日本本社で行っているサービスパーツなどの管理・出荷業務も12月開始を目標に移管する。

　タイ工場は2012年10月に量産を開始した同社初の海外工場。生産効率や価格競争力を向上するため、2021年に日本国内の工場から量産機能を集約した。