タイ副首相、日本大使と会談 水資源管理協力を強化へ

【タイ】首相府が伝えるところによると、ソンサック・トーンシー副首相は7月15日、大鷹正人在タイ日本国大使館特命全権大使の表敬訪問を受け、水資源管理分野の協力強化について意見交換した。首相府国家水資源事務局および外務省の担当者、国際協力機構(JICA)幹部が同席した。

 ソンサック副首相は、「タイと日本は長年にわたって信頼関係を基盤に幅広い協力を進めてきた」と両国関係を評価。2027年に迎える外交関係樹立140周年が、水資源管理を含む各分野で連携をさらに深める好機になると強調した。

 会談では、日本政府とJICAが継続的に支援してきた水資源分野の協力について確認した。チャオプラヤー川流域や南部ソンクラー県ハジャイ郡での洪水対策、早期警戒システムの整備などに対し、日本は専門家派遣、事業計画の策定支援、知見の共有、人材育成、事業予算の支援など多方面で協力してきた。

 タイ側は今後の協力プロジェクトとして、東部ラヨーン県周辺ウタパオ川流域の意思決定支援システム構築、チャオプラヤー流域の水利用ゾーニングと氾濫原管理、チャオプラヤー川河口部の堆積物調査、住民参加型の水管理プラットフォーム整備、東部地域の水利用効率向上の研究、気候変動に伴う水資源分野の適応策の検討などを挙げ、協力の継続を求めた。

 ソンサック副首相は、「今回の協議は両国の戦略的パートナーシップと長年の友好関係を再確認するもの」とし、「水資源管理や気候変動対策の取り組みをさらに前進させ、国民の生活の質向上と持続可能な水の安全保障につなげたい」と語った。

写真:タイ首相府

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