【タイ】タイ警察オンライン詐欺対策センター(ACSC)は、直近1週間の詐欺被害統計を公表し、通報件数は減少したものの、被害額は増加して総額1億9700万バーツ(10億円相当)に達したと明らかにした。特に「警官など公的機関の職員を名乗る詐欺」が最も高額で、被害額は6770万バーツに上った。
オンライン通報窓口「Thaipoliceonline」には5月10〜16日の1週間で5632件の被害報告が寄せられ、被害額は1億9752万1913バーツに上った。件数は前週(5月3〜9日)から512件減ったものの、被害額は790万バーツ増加した。
詐欺件数は過去2週間で減少傾向にあり、前週の6138件から5632件に減った。4月末に一時的な増加があったものの、5月全体では年初の平均を下回る水準で推移。一方、被害額は変動が大きく、前週の1億8000バーツから2億バーツへと増加しており、1件あたりの被害額が高額化している可能性がある。
手口別では、商品・サービスを装った詐欺が全体の84%を占め、被害額は4020万バーツから4600万バーツに増加。また、公的機関の職員を名乗る詐欺は261件と件数は少ないものの、被害額は6770万バーツと最も高額だった。
ACSCは改めて、警察、法務省特捜局(DSI)、タイ資金洗浄取締委員会(AMLO)などの公的機関が、▶電話で捜査を行う、▶LINEで公文書や逮捕状・召喚状を送る、▶ビデオ通話で取り調べを行う、▶送金を指示する、▶貴重品の提出を求める、といった行為を一切行わないと説明。これらの行為は100%詐欺であるとし、直ちに応じず通報するよう呼びかけている。
























