【タイ】タイ政府は3月14日、暑期の高温に伴う健康被害への警戒を呼びかけた。2025年は熱中症など熱関連の疾患で治療を受けた患者が182人に上り、21人が死亡した。屋外で働く労働者がかかりやすく、特に東北部で多く確認された。
保健省疾病管理局(DDC)のデジタル疾病監視システムのデータによると、2025年に報告された熱関連疾患の患者182人のうち、男性が6割を占めた。年齢別では15~34歳が最も多く、高齢者も一定数含まれていた。職業別では、国軍兵士や日雇い労働者など屋外での任務や作業に従事する人が過半数に達している。
症状別では、脱水や倦怠感を伴う熱疲労が最も多く、次いで立ちくらみなどの熱失神、筋肉のけいれんなどの熱けいれんが続いた。命に関わる重症の熱中症も確認されている。
また、同局疫学部による調査では、2025年に高温が原因とみられる死亡は21人に上り、男性が大半を占めた。年齢は20代後半から70代までと幅広く、職業は日雇い労働者が多かった。死亡例は16県で報告され、地域別では東北部が最も多く半数を超えた。死亡者の4分の1は高血圧や糖尿病などの持病を抱えていたことが分かっており、飲酒習慣も主なリスク要因として挙げられる。屋外で倒れたケースが多く、発生時期は気温が最も高くなる4月に集中していた。
政府は、熱中症を防ぐためには日中の強い日差しの下での活動を避け、屋外作業時はこまめに日陰で休憩を取ることが重要だとしている。アルコール、カフェイン、糖分の多い飲料を控え、喉の渇きを感じる前から定期的に水分を補給することを呼びかけている。通気性の良い明るい色の服装を選び、締め付けの強い衣服を避けることも勧め、炎天下に駐車した車内に子どもやペットを残さないよう注意を促している。
























