【タイ】23日午後11時50分ごろ、タイ東北部マハーサラカム県パヤカプムピサイ郡で、バンコク行きの長距離路線バスが道路を外れて電柱に衝突した後、上下線の間の溝に落ちて横倒しとなった。
この事故で、乗客の女性1人が死亡、男女42人がけがをした。
バス運転手の男は事故後、バスを降りて逃走した。
現場は往復4車線の直線で、事故当時は雨が降っていた。
警察は事故原因を調べるとともに、運転手の行方を捜査している。
世界保健機関(WHO)によると、タイは2016年の人口10万人あたりの交通事故死者数が32.7人(WHO推計値)で、中国(18.2人)、インドネシア(12.2人)、日本(4.1人)などを大きく上回り、アジア最悪だった。
道路交通安全文化育成のための交通事故情報センター(タイRSC)がまとめた2022年のタイ国内の交通事故報告件数は前年比4.8%増の93万9786件、死者は8%増の1万4741人、負傷者は4.7%増の92万4868人で、このうち外国人の死者は536人、けが人は7885人だった。