【タイ】政府がデジタル経済の推進を本格化させ、中小企業のオンライン販売支援を強化している。商務省通商開発局(DBD)が、電子商取引やソーシャルコマースの主要プラットフォームであるShopee(ショッピー)やTikTok(ティックトック)などを活用し、国内中小事業者の販路拡大と収益向上を後押ししている。
ラリダー・プルートウィワタナー政府副報道官によると、DBDはデジタル時代に対応できる競争力の強化を目的に、オンラインマーケティングやデジタル人材育成を柱とする複数の支援事業を展開。コンテンツ制作やライブ配信による販売手法、オンライン上でのブランド構築までを一体的に支援し、事業者の実践力向上を図っている。
2025年の実績では、これらの支援策に参加した事業者のオンライン売上高は、ショッピーとティックトックショップで計23億8400万バーツ(120億円相当)に達し、前年から4倍近く拡大した。ショッピーでは1209事業者が1061億バーツを売り上げ、成長率は426%となった。ティックトックショップでは454事業者が1323億バーツを売り上げ、成長率は315%となった。
商品構成を見ると、ショッピーでは日用品などの消費財が売り上げの45%を占め、ファッションやライフスタイル関連商品がそれに続いた。ティックトックショップでは消費財が67%と大半を占め、ライフスタイル商品やファッションがそれに続く。
ラリダー副報道官は、デジタル技能の習得から販売促進策の活用までを包括的に支援したことが成果につながったと強調。「実際に売り上げと利益を生み、持続的な成長を実現できる体制が整いつつある」と述べている。
























