【タイ】タイ警察中央捜査局(CIB)は2月1日、南部トラン県などで発生した拉致殺害事件をめぐり、元国境警察警官(56)を含む男4人を逮捕したと発表した。闇金融業者から依頼を受け、元債権回収員の男性を拉致・殺害した疑いが持たれている。
事件は2025年8月6日、南部パッタルン県パッタルン市の油ヤシ農園で、男性(22)が銃で6発撃たれて死亡したことに始まる。遺留品として「家に帰りたい。誰か助けてほしい」と書かれた母親宛ての手紙や闇金融の貸付先とみられる名簿が見つかり、警察は金銭トラブルが背景にあるとみて捜査を開始した。
その結果、被害者は南部で闇金融業者のために債権回収を行っていたが、回収金の一部を着服したことをきっかけに業者と対立していたことが判明。元警官や薬物事件に関与した経歴のある男らが業者に雇われ、被害者を拉致してトラン県内の住宅に監禁し、家族から身代金を取ろうとした。家族が期限までに金を用意できず、被害者も逃走を図るそぶりを見せたことから、殺害に及んだとみられている。
警察は「ゼロ・シャドー作戦」と名付けた一斉捜索を実施し、トラン県、クラビー県、スラーターニー県内の計10カ所を捜索。元警官ら4人を監禁および身代金目的の拉致などの容疑で逮捕した。同時に銀行通帳、携帯電話、犯行時に着用したとみられる衣類などを押収した。
今後、実行犯の背後で指示した人物や影響力を持つ関係者の摘発が進められる。
写真:POLICE News Varieties

























