キャピタランド系ファンド、タイで大型物流施設を開発 東南アジア展開を加速

【タイほか】不動産を中心とする実物資産の投資・運用を手がけるキャピタランド・インベストメント(CLI)は、東南アジアでの物流事業を強化する。傘下の物流特化型ファンドを通じ、タイで大規模な自動化物流施設の開発を進めるとともに、物流施設の開発・運営を手がける企業への出資を決めた。

 同社は、東南アジア物流特化型ファンド「キャピタランド・サウスイースト・アジア・ロジスティクス・ファンド(CSLF)」を通じ、バンコク首都圏でスマート物流キャンパス「OMEGA 1 Bang Na」を開発。2023年に約20ヘクタールの用地を取得し、常温・冷蔵の両機能を備えた2棟の物流施設を建設中で、完成すれば延べ床面積は約18万平方メートルと、国内最大規模になるという。第1期は2026年半ばの完成を予定している。

 こうした事業拡大の背景には、東南アジアを中心とした物流需要の急増がある。同社によると、電子商取引の拡大や人件費の上昇、サプライチェーンの効率化を背景に、自動化や高度化された物流施設への需要が高まっているという。

 今回、物流施設の運営能力を強化するべく、アジアでスマート物流インフラの開発・運営を手がけるアリー・ロジスティック・プロパティ(ALP)に出資し、資本関係を構築することも決めた。ALPはCSLFの資本パートナーでもあり、両社は今後、物流施設の自動化や運営ノウハウを共有しながら、事業展開を進める。

 CSLFは、シンガポールでも初となる自動化物流施設「OMEGA 1 Singapore」の開発に着手する。約5.1ヘクタールの用地を取得し、総開発費は約2億6000万シンガポールドルを見込む。完成後はALPが長期契約で一括賃借し、安定した収益を確保する計画だ。

 CLIは今後も、東南アジアを中心に物流施設への投資を拡大し、自動化や効率化を軸とした物流インフラの整備を進める方針だ。

キャピタランド・インベストメント・リミテッド

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