【タイ】チャチャート・シッティパン・バンコク都知事は9月29日夜、ドゥシット区内のサームセーン通りの陥没事故現場を視察し、「復旧作業は順調に進んでいる」と述べた。当初発表したとおり、事故発生から2週間以内の10月8日までの完了を見込む。
30日には、残置物の撤去を終えた上で、およそ1200立方メートルのモルタル(セメント)を投入する予定。ダンプトラック120台で搬入するため、チャチャート都知事は「周辺の渋滞悪化は必至。都民に迂回を呼びかけたい」とした。
復旧作業では、現場直下で掘削中のバンコク地下鉄(MRT)のトンネル補強も同時に進めているもよう。
サームセーン通りでは9月24日午前7時ごろ、ワチラ病院前の道路が約30メートル四方、深さ50メートルの規模で陥没した。死傷者の報告はない。