【タイ】バンコク首都警察は10月28日、高齢女性（69）の隣家宅から家財一式を持ち去ったとして、男2人（25）を窃盗容疑で逮捕した。2人は常習的に大麻を吸引する仲間で、犯行の日も大麻を吸いながら留守になるのを見計らい、空き巣に入ったという。

　事件が起きたのは、10月25日のバンコク都トゥンクル区内。2人はピックアップトラックを所有する知人を雇い、テレビ、ステレオ、ベッド、ソファ、机、イス、設置されたエアコン6台などの大型家財から、仏像やリップスティックといった小物に至るまですべてを盗み出した。駐車していた乗用車2台もけん引して運び去り、被害者宅は「入居前の空き家」と化したという。

　通報を受けて捜査に乗り出した警察は、防犯カメラの映像に映っていた隣人の男を割り出した。盗難品は2人の家にそれぞれ分けて隠されていた。1人は隣の家から盗み出し、そのまま自宅に隠して持っていたことになる。

　警察はこれまでに盗難品43点を押収したが、盗まれた家財道具は100点を超える。エアコン6台は1台1000バーツで、乗用車2台は西部カーンジャナーブリー県まで運び、1台1万バーツで売り払ってしまった後だった。

写真：POLICE News Varieties