【タイ】タイ警察が国民に対し、一般家庭での火事の原因を理解し、日常的に点検・予防を行うよう呼びかけている。主な原因は以下の5項目としている。
1)古くなった電気配線:長期間使用した電線は被覆が劣化し、破損や剥離によって漏電やショートを起こしやすい。
2)基準を満たさない延長コード:安価で規格外の製品を使用したり過負荷で使用したりした場合、発熱して発火につながる恐れがある。
3)故障した電化製品:プラグ(コンセント)部分の焦げ跡や異音・異臭がある場合、直ちに修理または交換が必要。
4)ガス漏れ:ゴムホースの亀裂や調整器の緩み、バルブの閉め忘れなどが原因で、火花が引火すると爆発の危険がある。
5)火の不始末:線香、ろうそく、たばこをつけたままの放置は、家庭火事の典型的な原因。
警察は、電気機器やガス設備を定期的に点検すること、室内でガスの臭いを感じた場合は絶対に電気のスイッチを入れたり火をつけたりせず、直ちに元栓を閉めて窓や扉を開け換気するよう、注意を促している。
火事を発見した際には緊急通報番号「199」(消防)または「191」(警察)への通報を求めている。