更新:バンコク都庁(BMA)の発表によると、男性(58)1人が搬送先の病院で死亡が確認された。ほか14人が、煙を吸い込んだり軽いけがなどの軽傷。
【タイ】バンコク都バンコクノーイ区内で10月9日午後、38階建てコンドミニアム(分譲マンション)で火災が発生した。建物内に多数の住人が取り残され、一時騒然となった。意識不明の男性が救助されて病院に搬送された。
火災があったコンドミニアムは有名デパート「パタ」の向かいで、午後2時3分ごろに16階から出火、黒煙が確認された。消防隊やレスキュー隊が建物内に突入し、各階に取り残された住人を救出して避難誘導にあたったが、2時20分ごろ17階と24階に取り残された住人がいるとの情報が入った。
さらに午後2時32分ごろ、33階のバルコニーで取り残された住人の姿が見られ、救出が続けられた。エレベーター内に閉じ込められていた住人2人や、15階に取り残された外国人男性もいたが、いずれも屋外に誘導された。
午後3時ごろに火ははほぼ消し止められたが、その後の捜索で午後4時ごろ、33階で意識不明の外国人男性が発見された。その場で救命措置がとられ、屋外への救出後に病院に搬送された。
全ての住人が迅速に避難できなかったことから、高層建築物の安全性を問う報道が見受けられた。
写真:FFire & Rescue Thailand