【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は9月30日午後、東北部ルーイ県からバンコクに臓器を届けるため、自家用ジェット機を自ら操縦して搬送任務にあたった。同首相は航空機の操縦資格を持ち、2014年からタイ赤十字のボランティアパイロットを務めている。
臓器のドナーは、交通事故で脳死と診断されたルーイ県チェンカーン郡の男性(19)と伝えられる。アヌティン首相は30日正午すぎにルーイ空港に到着し、ルーイ病院からの心臓、肝臓、腎臓、膵臓、両眼を受け取り、ただちにバンコクに戻った。
臓器はバンコクのチュラーロンコーン病院に搬送され、7人の患者の手術に役立てられる。