【タイ】タイでは9月21日から22日にかけ、広い範囲で大雨が降り、各地で洪水被害が発生した。タイ気象庁は、9月27日まで全国的に大雨に見舞われると予想している。
東北部コーンケーン県コーンケーン市では、21日午後からの豪雨で市内の道路が冠水。ノースイースタン大学周辺をはじめとする複数個所で通行不可となり、住民生活にも影響が及んでいる。クライソーン・コ-ンチャラート県知事が被災地を視察し、排水作業や緊急支援を急ぐよう指示した。今後も続くとされる大雨に備え、迅速な移動が可能な支援チームを結成して待機させているという。
北部チェンラーイ県メーサーイ郡でも、同時間帯に豪雨となり、24時間の雨量が127.8ミリに達した。ミャンマーと国境を成すサーイ川の水位は、一時的に堤防の警戒レベルまで迫ったが、その後は低下しているという。市街地の一部では5〜15センチの冠水が発生し、目抜き通りの国道1号線の一部区間が通行止めとなった。住宅地も浸水した。
メーサーイの防災当局は、携帯電話の緊急速報で住民に警戒を呼びかけると共に、地元行政、国軍、警察との連携で排水作業や交通整理を実施。24時間体制で支援にあたっている。
コーンケーン県コーンケーン市
チャンラーイ県メーサーイ郡
写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより