【タイ】タイ天然資源環境省の国立公園野生動植物局が9月22日、西部カーンチャナブリー県トーンパープーム郡の農地で野生の子ゾウを保護し、獣医チームが看護していると発表した。母親もしくは群れからはぐれ、衰弱していた。
同郡内のラムクローングー国立公園によると、周辺住民から20日に「野生ゾウが出産した」との報告があり、公園職員が捜索を続けていた。21日午後4時半頃に後脚をけがして衰弱状態にあった子ゾウを発見。周囲に母親や群れの姿はなく、獣医が駆け付けて応急処置を施した。同日午後11時半には本格的な獣医チームも到着した。
子ゾウは現在、同公園の管理事務所で獣医チームの看護を受けて安全な環境下にあり、容態は回復に向かっているという。