【タイ】北部ラムパーン県ラムパーン郡の仏教寺院、ワット・ボーヘオで8月13日昼12時45分頃、本堂が火事となった。人的被害はなかった。
本堂隣のスペースにいた在家者が、本堂からのプラスチックが焼けたような匂いに気づいて見回していたところ、煙が漏れ出てきた。通報を受けた消防がただちに駆け付けたが、堂内は無人で正面扉が施錠されていたため、わきの窓から入り込むために(踏み台として)机を並べるなどし、消火開始が遅れた。堂内に煙と熱が充満していたため天井を破壊するなどし、やはり時間がかかったという。火はおよそ1時間後に消し止められた。
火事の原因は電気系統とみられ、堂内の扇風機10台がショートで焦げていた。堂内にはまた、数百年前に制作されたという時価300万バーツ(1400万円相当)のモンドップ(仏像や経典を安置するための方形堂)や、そのほかの複数の仏教美術品が保管されており、一部が焼失した可能性があるという。警察が詳しく調べるとしている。
写真:Fire & Rescue Thailand





















