【タイ】タイ警察は7月3日、東北部ブリーラム県ノーンディンデーン郡の看護師寮で下着泥棒を繰り返していた地元中学校の教師の男(36)を逮捕した。自宅からは大量の女性ものの衣類が発見された。
事件は、複数の看護師からの被害届けで発覚。勤務している病院の看護師寮に干していた、下着をはじめとする洗濯物がたびたび盗まれていたという。警察が複数の防犯カメラを設置したところ、6月18日深夜の映像に、ピックアップトラックに乗って現れ、2階に上がって洗濯物をあさっていた教師の姿が映っていた。
教師は6月28日未明にもやってきて、今度は2階、3階、4階と上がって各階で洗濯物をあさり、ベランダから壁を伝って下りていった。病院正門から堂々と入り、ピックアップトラックを駐車場に停めていたという。
警察は映像を元に捜査を開始、男が地元中学校の教師であることを割り出した。家宅捜索では、スーツケースなどに保管された女性ものの下着をはじめとする大量の衣服を押収した。
教師は容疑を否認したが、防犯カメラの映像を見せられて言葉を失ったという。精神疾患を患っており、尿検査ではメタンフェタミン使用が明らかとなった。洗濯物を盗んだ動機については口を閉ざしているが、過去に盗んだ衣類の一部は焼いて捨ててしまったと話しているもよう。
警察はホームページに、押収された衣類を前にして並ぶ、被害に遭った看護師の写真を掲載している。
写真:POLICE News Varieties