【タイ】バンコク都内の横断歩道を渡っていた女子大生が、速度を緩めずに対向車線を走ってきたバスにひかれるという事故が起こり、その瞬間を映した監視カメラの映像がフェイスブックに投稿された。女子大生は数メートル跳ね飛ばされたが、一命を取り留めた。
事故は6月26日午後5時半前、複数の教育機関が集まるデュシット区内のスコータイ通りで発生。デュシット区職員の男性が7月1日、自らのフェイスブックに映像を投稿した。多くのユーザーがシェアし、2日頃からタイのメディアが取り上げた。
映像には、渋滞で数珠つなぎに停車したままの横断歩道を、半分渡って左側(対向車線)を確認して進む女子大生が映っている。その対向車線を路線バスが右側から速度を緩めずに走ってきて、そのまま女子大生をひいた。
路線バスが2台連なって対向車線を走っていたことから、時間帯によってバスのみ逆走が認められていた可能性もある。バスの後ろを一緒に走る車は、明らかに違反と思われる。横断歩道上にも車が停車しており、女子大生にとっては右側も見にくい状況だったことがうかがえる。
フェイスブックの投稿によると、女子大生は7月2日時点で、頭蓋骨、鎖骨、骨盤の骨折および外傷性の中耳からの出血で現在も入院中。
投稿には、「私の友人です。いつも一緒に帰るのに、この日は1人で帰っていってしまいました。彼女は無事ですが重傷です」「彼女がもう少し右を見れば無事に済んだかも知れないが、バス側の責任は重い」「歩行者が車をよく見なければならない、ドライバーは歩行者を見ていない」「このバス会社のドライバーの運転はいつもひどい」「バス運行に有利な車線を設けても、このように事故が起こる」「(このドライバーはこれまでに)何回違反した? 罪悪感は?」といったコメントが寄せられた。
สรรเสริญ เรืองฤทธิ์さんフェイスブックより(スクリーンショット)
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