【タイ】日鉄エンジニアリング株式会社(本社:東京都品川区)の連結子会社である「Thai Nippon Steel Engineering & Construction Corporation, Ltd.(TNS)」が、エネルギー大手「Valeura Energy (Thailand) Ltd.(VET)」のタイ海底石油資源開発用セントラル・プロセシング・プラットフォーム新設工事を受注した。
VETは、タイ湾に権益を保有する複数の鉱区で主に石油と随伴ガスを生産。本件はそのうちのWassana鉱区で24本の生産井を有するCPPを新設する。TNSの請負範囲は、CPPの設計、調達、製作、試運転。これまでにも、VETから同種設備の新設や既存生産設備の改造・メンテナンス工事を請け負っている。
CPP建設により、Wassana鉱区での生産量は2027年前半、日量1万バレルに増産される計画。将来的に複数の生産施設 (ウェルヘッド・プラットフォーム) が周辺に追加新設されでも接続できるよう、設計されている。
TNSは、石油・天然ガス開発用のオフショア・プラットフォームの加工拠点として1987年にタイに設立。主にウェルヘッドプラットフォーム(WHP)の設計、調達、製作および改造工事などを行っている。現在、タイを中心に石油天然ガス分野以外の陸上プラントの建設も積極的手掛けているという。
VETは、Valeura Energy Inc.(カナダ・トロント証券取引所上場)の100%連結子会社。主にタイ湾で石油の探鉱・開発・生産などを行う。